皆さんこんにちは!
ネコ編集長です。
皆さんは、宅建士試験の受験を検討されていたり、試験の傾向について気になっているのではないでしょうか?
今回は宅建士試験の合格率と合格基準点の推移をお伝えし、近年の傾向とその要因についてお伝えします。
この記事は
初めて宅建士試験に挑戦される方
宅建士試験の傾向を知りたい方
におすすめです。
皆さんの勉強の参考になれば幸いです。
過去10年間宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移
早速みていきましょう!
宅建士試験の合格率は15%~18%で推移しています。
また、宅建士試験の合格点は31点~38点で推移しており、近年上昇傾向にあります。
近年の宅建士試験の傾向
ここでは、近年の宅建士試験の傾向をお伝えします。
受験者数は増加傾向
まず受験者を見てみましょう。
受験者は近年増加の傾向が見て取れます。
3つ考えられる理由をあげます。
不動産市場の活況と安定した需要
不動産市場が活性化しており、特に都市部での不動産取引が増加しています。
これに伴い、不動産業界における宅建士の役割が高まっているため、安定したキャリアを目指して資格取得に挑む人が増えています。
キャリアや年収の向上に役立つ資格としての認知
宅建士資格は業界内でのキャリアアップに有利な資格で、資格手当や報酬の向上が期待できます。
不動産以外の業界でも資格を持つことで転職や昇進が有利になるため、社会人の間で受験者が増加しています。
リスキリング需要の増加
社会全体でリスキリング(再教育)の意識が高まっており、不動産業界に限らず新たなスキルや資格を取得しようとする動きが広がっています。
宅建士は他の業界からの転職にも有効であるため、不動産に興味がある人やキャリアの幅を広げたい人が宅建士試験を目指すようになっています。
近年の宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移と傾向
宅建士試験の合格率は15%~18%で推移しています。
また、宅建士試験の合格基準点は31点~38点で推移しており、近年上昇傾向にあります。
宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移をもたらす要因
ここからは、宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移をもたらす要因をお伝えします。
宅建士試験は相対試験である
宅建士試験は相対試験です。
宅建士試験が相対試験であるというのは、合格基準が固定された得点ではなく、受験者全体の得点状況に基づいて決定されるという意味です。
つまり、合格ラインは受験者の平均得点や成績の分布に応じて毎年変動します。
このため、問題の難易度や受験者全体の得点レベルによって、合格点が調整される仕組みになっています。
絶対基準の試験と異なり、相対試験では、他の受験者の成績が合否に影響を与えるため、同じ得点でもある年は合格できるが別の年では不合格になる可能性があります。
この方式は、試験問題の難易度の変動を考慮し、公平な評価を行うためのものとされています。
合格率が調整されている
宅建の合格率は調整されていると考えられています。
毎年、15~18%を基準とされていると考えられます。
そのため、受験者の増加に伴って、合格基準点が上昇する傾向にあります。
まとめ 宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移
今回は、宅建士試験の合格率(倍率)と合格基準点の推移についてお話ししました。
宅建士試験の合格率は15%~18%で推移しています。
また、宅建士試験の合格基準点は31点~38点で推移しており、受験者の増加に伴い合格基準点は近年上昇傾向にあります。