皆さんこんにちは!ネコ編集長です!
独学で宅建士試験の合格を目指しているけど、プライベートも充実させながら、宅建士試験に合格したい!と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、宅建士試験の効率的な独学勉強法をご紹介します!
この記事を読めば、宅建士試験の効率のいいスケジュール、勉強方法、分野別の勉強の仕方が分かります!
この記事は
ゼロから宅建の準備を始める方
効率のいい独学勉強法を知りたい方
効率よく宅建に合格したい方
におすすめです。
宅建士試験の効率的な独学勉強法のイメージ
はじめに、宅建士試験の効率的な独学勉強法のイメージを持っていただきます。
- 効率的な勉強とは「少ない労力で合格する」こと
- 宅建士試験で労力とは、「純粋な勉強時間」「勉強準備の時間」「勉強にかかるお金」を指す
- どれだけ効率をよくしても、必要最低限のお金と時間は必要
効率的な勉強とは「少ない労力で宅建士試験に合格する」こと
皆さんは「効率」的という言葉にどんなイメージを持っていますか?
「効率」と辞書を引くと、使った労力に対する得られた成果の割合
と出ます。
宅建士試験の場合、「得られる成果」は「合格」ですよね。
ですから、宅建試験の効率的な勉強とは、「少ない労力で合格する勉強」となります。
宅建士試験の勉強で効率的に配分したい労力とは?
では、宅建士試験での労力は何でしょうか?
宅建士試験での労力は次の3つです。
- 純粋な勉強時間
- 勉強準備の時間
- 勉強にかかるお金
純粋な宅建士試験に向けた勉強時間
労力の1つは、純粋な勉強時間です。
机に向かっている時間、授業を聞いている時間、模試を解いている時間、すべて労力です。
これらをできるだけ少なくすることで、勉強を効率的に進められます。
例えば、宅建士試験には点数が取りやすい学習範囲があります。
点数が上がりやすい部分があるんですね。
そこを重点的に学習することで、合格に近づきます。
重点学習範囲については、後の章で書いています。
宅建士試験に向けた勉強準備の時間
労力の一つに、勉強準備の時間があります。
例えば、予備校へ通う時間、試験情報を調べる時間、いい教材を調べる時間、重点学習範囲を調べる時間、です。
実際に勉強してはいないけど、宅建合格には必要な時間ですね。
当サイトは、皆さんの勉強準備の時間を最小化することを目標として運営しています。
勉強準備の時間を短くすることで、効率的に合格に近づきます。
宅建士試験に向けた勉強にかかるお金
勉強にかかるお金も、労力の一つです。
例えば、受験料、テキスト代、講座代、です。
なるべくかかるお金を少なくすることも、効率的に勉強していると言えます。
宅建士試験に向けて最低限のお金と時間は必要
効率的な勉強法があるとはいえ、必要最低限のお金と時間は必要です。
例えば、宅建士試験の勉強時間は300~500時間必要と言われています。
どれだけ賢い人が頑張ったとしても、100時間で受かる人はほとんどいないでしょう。
必要最低限の勉強時間は確保しなければなりません。
また、お金の面では、受験料、基本テキスト代は必須です。
問題集はアプリ等で代用可能な賀愛もありますが、基本テキストは購入の必要があるでしょう。
必要以上の出費は抑えなければなりませんが、最低限の出費はあります。
投資と考えて割り切ってお金を使うことも必要です。
いかがでしょうか?効率的な勉強をイメージしていただけたでしょうか?
ここからはより具体的に、効率的な勉強法について述べていきます。
宅建士試験の効率的な独学勉強方法
忙しい中でも効率的に宅建試験に合格するためには、勉強のコツがあります。
限られた時間を有効に使い、最小限の努力で最大限の成果を上げるための独学のコツを紹介します。
初めに宅建士試験をテスト形式で問題を解いてみる
勉強を開始する一番最初の段階で過去問を解き現在地を把握します。
得意分野があればラッキーです。
一通り勉強してから過去問を解きたくなる気持ち…わかります。
勉強せずにテストに挑むのですから、変な気持ちになるでしょう。
しかし、この作業を一番最初に実施するかしないかで、後の勉強効率が大きく異なります。
なぜなら、自分でゴールを認識できるからです。
皆さんがすべきことは、「不動産マニア、法律マニア、になる勉強をする」ことではなく、「宅建試験に合格するための勉強をする」ことです。
自分でゴールを認識して最短距離で、その後の勉強を進めましょう!
問題を解き、間違えたところを基本テキストで確認する
勉強はアウトプット中心で行いましょう。
基本テキストを読んでいる時間、授業を聞いている時間は、ほぼ実力は上がりません!
問題を解いて、間違えたところを必ず基本テキストで確認するようにしてください。
一つ一つ間違えたところを基本テキストで確認する作業は、とても面倒に感じますが、このやり方が非常に効果があります。
むしろ、間違えたところを基本テキストで振り返らないと、なかなか定着しません。
王道の時短テクニックです。
宅建士試験の教材選びに時間をかけない
勉強法だけでも、塾、オンライン、独学など多くの種類があります。
又テキストも多くの会社、出版社、種類が発売されています。
調べれば調べるほどたくさんの情報が出てきて、どれを選んでいいか、混乱することもあるでしょう。
しかし、デバイスの違いはあれど、テキストが悪くて不合格になることはほとんどありません。
不合格になる理由の90%は勉強時間が確保できないことです。
教材選びにあまり時間をかけすぎることなく、純粋な勉強時間を確保しましょう。
宅建士試験の重点学習範囲を重点的に学習する
宅建士試験には重点学習分野があります。
試験は50問出題され、そのうち宅建業法や権利関係などの重要科目は高得点を狙うべき分野です。
配点の高い宅建業法は、満点を目指す意識で勉強を進めましょう。
逆に、配点の低い分野では合格に必要な最低限の知識を押さえることに留め、時間を節約します。
得点配分を意識して、効率よく学習を進めましょう。
分野別の勉強方法は後述します。
すき間時間を活用する
忙しい中でも隙間時間を有効に活用することが、宅建試験の勉強では重要です。
通勤時間や昼休み、家事の合間など、わずかな時間を積み重ねて勉強時間を確保しましょう。
スマホでテキストを読んだり、問題集を解いたり、音声教材を活用するのも効果的です。
隙間時間を積極的に使えば、まとまった勉強時間を確保できない人でも、効率よく学習を進められます。
宅建士試験の効率的な勉強スケジュール
次にスケジュールの話をします。
独学で宅建の勉強を進めるには、スケジュール管理が非常に重要です。
効率の良さというよりは、必要最低限の勉強時間を確保しなければならないので、事前にスケジュールを立てることがとても重要になります。
初めての方は、どのようにスケジュールを立てればよいかわからないでしょうから、一緒にスケジュールを立てていきましょう。
宅建士試験はいつから勉強すれば間に合う?
では、宅建試験に向けて勉強を始めるべき時期はいつ頃が良いのでしょうか。
合格に必要な勉強時間である300~500時間を割り振る必要があります。
宅建試験は毎年10月に行われるため、試験の5~6か月前には本格的に勉強をスタートするのが理想的です。
そのため、4月や5月からスタートすれば、無理なく基礎を固められます。
一方、8月や9月からでも集中的に取り組めば間に合う場合もあるため、自分の生活リズムに合った開始時期を見極めましょう。
宅建士試験対策4月スタートでの1日の勉強時間は?
4月からスタートする場合は、1日当たり2時間の勉強で計画します。
2時間×5日×4週間×7か月=280時間
となり、およそ300時間に到達します。
前期 | 中期 | 後期 |
4~5月 | 6~8月 | 9~10月 |
基本テキストを見ながら 問題演習 | 問題演習で間違えたら テキストで確認 | 引き続き問題演習 模試や予想問題で実践力を確認 |
前期(4~5月):基本テキストを見ながら問題演習
前期(4~5月)のポイントを上げます。
- 基本テキストを見ながら問題演習
- 基本テキストを1周精読しない
- 章ごとに基本テキストを読んで問題演習を行う
まずは基本テキストを見ながら問題演習を行いましょう。
ここでの注意点は、テキストを1周精読しないことです。
章ごとに基本テキストを読んで、問題演習を行いましょう。
まずは章末の問題を用いてください。
アウトプットを心がけましょう!
アウトプットして間違えた数だけ、成績は上がります。
余裕がある方は、該当の章の過去問題集を用いて演習しましょう。
繰り返しになりますが、テキストを読むだけにならないように注意しましょう。
中期(6~8月):問題演習で間違えたら基本テキストで確認
中期(6~8月)のポイントをあげます。
- 分野別過去問題集で問題演習
- 間違えた部分は必ず基本テキストで確認
- 時間はかかるが、間違えた部分を基本テキストで確認することが最も学習効率がいい
中期では、分野別過去問題集で問題演習を行いましょう。
問題を難しく感じるようでしたら、初期で行ったように、まず基本テキストを1章読んで、該当の章の問題演習を行いましょう。
ここでのポイントは、間違えた部分があれば、分野別過去問題集の解説を読むだけでなく、基本テキストに戻って該当の部分に何が書かれているかを確認することです。
該当する部分を見つけたら、間違えたチェックと下線を引くといいでしょう。
勉強が進んでいくと、何度も同じ場所を間違えてチェックが2重3重になることが分かります。
頻出部分を覚えられていないことを認識できます。
その部分をしっかりと覚えていきましょう。
分野別過去問題集で間違えた部分を基本テキストで探す作業は、かなり時間がかかるのですが、知識の定着にはこのやり方が効率がいいです。
必ず間違えた部分を基礎テキストで確認しましょう。
後期(9~10月):分野別過去問題集と模試や予想問題で実践力を確認
後期のポイントは下の通りです。
- 分野別過去問題集3周を目指す
- 模試や予想問題で実践力を確認。
引き続き、分野別過去問題集で問題演習を行います。
最終的に3周することを目標にしましょう。
また、模試や予想問題で実力をチェックします。
模試で間違えた問題も、基本テキストで確認しましょう。
また、模試は2時間で解くことを意識しましょう。
本番と同じように13時から模試を解き始めることがおすすめです。
1時間で終わったとしても、2時間終わるまで見直しをすることが大切です。
さらに、模試を解く順番は、宅建業法から解き始めることがおすすめです。
特に、権利関係は、問題文も長く、正解を導くのに時間がかかる傾向があるため、最初に解かないことがおすすめです。
に変更し、無理なく続けることが、長期的に見て成功の秘訣です。
宅建士試験の効率的な分野別の勉強方法
宅建試験は、権利関係、宅建業法、法令上の制限、税その他、5問免除の5つの分野に分かれています。
それぞれの分野で効率的な学習方法を採用し、試験での得点を最大化することが重要です。
宅建士試験の重点学習分野と目標点数
宅建士試験は「宅建業法」が重点学習分野です。
宅建業法で9割-満点を目指したいところです。
理想的な得点は下の分布です。
分野 | 目標点 | 問題数 |
権利関係 | 6点 | 14問 |
宅建業法 | 18点 | 20問 |
法令上の制限 | 5点 | 8問 |
税その他 | 2点 | 3問 |
5問免除 | 4点 | 5問 |
合計 | 35点 | 50問 |
ギリギリ受かるレベルですが、伝えたいことは、「宅建業法で9割-満点を目指したい」ということです。
権利関係が苦手でも、まず宅建業法の点数を上げることが先決です。
宅建業法が満点で、5問免除が満点なら、権利関係、法令上の制限で合わせて10点取れば合格圏です。
なんだか可能性が見えてきますね。
宅建士試験の効率的な学習の順番
宅建の勉強では、学習の順番が重要です。
まずは「宅建業法」から始めるのがおすすめです。
その後、「法令上の制限」「税その他」「権利関係」と続けて学習しましょう。
宅建士試験各分野の効率的な勉強方法
権利関係の勉強方法
権利関係は「民法」「借地借家法」「不動産登記法」「建物区分所有法」が出題されます。
中でも民法は条文数も多くフォローしなければならないことがたくさんあるため、難易度が高いと言われます。
権利関係で落としてはいけない部分は、下の範囲です。
- 借地借家法
- 不動産登記法
- 建物区分所有法
- 抵当権
これらは、必ず出題されますし、暗記で乗り切ることができます。
特に借地借家法は毎年2問程度出題されるので、得意にすべきです!
まずは上の範囲を落とさない勉強をしましょう。
難易度は高いですが、少々わからないところがあっても飛ばしながらでもいいですので、終わらせる、ということを意識しながら学習しましょう。
勉強のコツは、登場人物を図にすることです。
宅建業法の勉強方法
先ほどの述べましたが、宅建士試験は「宅建業法」が重点学習分野です。
宅建業法で9割-満点を目指したいところです。
条文は少ないですが、出題数は多く、本気で9割~満点を狙うことが可能です。
隅々まで学習しましょう。
学習すれば自然と点数が上がってきますので、まずは宅建業法で調子をつかんでいきましょう。
しっかりと時間をかけて攻略することが必要です。
法令上の制限の勉強方法
法令上の制限は、「都市計画法」「建築基準法」「農地法」「国土利用計画法」「宅地造成等規制法」「土地区画整理法」等です。
法令上の制限の注意点は、「建築基準法をやりすぎない」です。
この中で、建築基準法は、学習範囲が広いわりに、試験当日に見たことのないような問題が出題されることがあります。
ですので、まずは建築基準法以外の法令を得意にしましょう。
特に「都市計画法」「農地法」は毎年出題される頻出分野なので、落とさないようにしたいです。
税・その他の勉強方法
国税、地方税、その他(地価公示法、不動産鑑定評価基準)から出題されます。
頻出の税法は限られているので、ポイントを絞って学習しましょう。
その他(地価公示法、不動産鑑定評価基準)は、地価公示法と不動産鑑定評価基準が一年おきに交互に出題されています。
来年度の試験が必ずしもそうなるとは言い切れませんが、時間がなければ片方だけ勉強するのも一つの手でしょう。
この分野は、理解を深めるというよりは、得点できる問題を落とさないように注意しましょう。
譲渡所得税や不動産取得税など、頻出の税目を優先的に学習しましょう。
5問免除の勉強方法
5問免除の科目は、登録講習を受けた人にとっては免除されますが、一般受験者は「住宅金融支援機構」「景品表示法」「統計」などから出題されるため、対策が必要です。
この分野は比較的簡単な問題が多いです。
宅建業者にお勤めの方で該当する方は、登録講習を受けると5問免除されますので、自分が該当かどうか気になる方は下の記事もチェックしてください。
統計は、1か月くらい前になるとyoutuberの方々が対策動画を出してくれますので、見逃さないようにしておきましょう。
まとめ 【完全版】宅建士試験の効率的な独学勉強法!スケジュールから分野別学習法まで!
宅建士試験の効率的な独学勉強法のイメージ
- 少ない労力で合格を目指す
- 労力とは勉強時間、準備時間、費用
- 無駄を省きつつ、必要最低限の努力を行う
宅建士試験の効率的な独学勉強のコツ
- 初めに過去問を解く:現状把握とゴール設定
- 間違えた問題をテキストで確認:アウトプット重視で効率アップ
- 教材選びに時間をかけない:勉強時間を確保する
- 重点学習範囲を学習:配点の高い分野に集中
- 隙間時間を活用:通勤や休憩時間を有効に使う
宅建士試験の効率的なスケジュール
- 勉強時間の目安:300~500時間
- 開始時期:試験6カ月前(理想的には4月から)
- 1日の勉強時間:2時間(スキマ時間も活用)
分野別の勉強のコツ
- 宅建業法:配点が高いので9割以上を目指す
- 法令上の制限:都市計画法、農地法を重点的に学習
- 権利関係:借地借家法、不動産登記法をしっかり押さえる
- 税・価格評定:頻出問題を優先して学習
- 5問免除:簡単な問題が多いので効率よく学習
効率よく宅建士試験合格を目指しましょう!