みなさんこんにちは!ネコ編集長です!
皆さんは、宅建士試験に合格するためにはどれくらい勉強すればいいの?と思っていらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、宅建士試験対策に必要な勉強時間の目安について、私の実体験も踏まえて紹介いたします。
この記事は
宅建士試験の受験を検討されている方
初めて宅建士試験を受験される方
宅建士試験合格に必要な勉強時間を知りたい方
におすすめです。
宅建士試験合格に必要な勉強時間の目安
いきなりですが、先に結論から申し上げます。
宅建の勉強時間の目安は、一般的に300~500時間とされています。
私自身も一度不合格であったため、600時間程度勉強しました。
もしあなたが宅建士試験未経験者である場合は、理解に時間がかかるため、500時間程度を目安とするのが無難です。
不動産業界に関わりのある人や関連知識がある人なら、300時間程度でも十分に合格が狙えます。
この時間を確保するには、無理のないペースで計画を立てることが重要です。
宅建士試験はいつから勉強すれば間に合う?
では、宅建試験に向けて勉強を始めるべき時期はいつ頃が良いのでしょうか。
宅建試験は毎年10月に行われるため、試験の3~6か月前には本格的に勉強をスタートするのが理想的です。
そのため、4月や5月からスタートすれば、無理なく基礎を固められます。
一方、8月や9月からでも集中的に取り組めば間に合う場合もあるため、自分の生活リズムに合った開始時期を見極めましょう。
宅建士試験勉強開始時期別の勉強計画
ここからは勉強開始時期別の勉強計画例をお伝えします。
- 4月スタート
- 6月スタート
- 8月スタート
の順でお伝えします。
4月スタート:7か月計画の宅建士試験勉強時間の目安
4月からスタートする場合は、1日当たり2時間の勉強で計画します。
2時間×5日×4週間×7か月=280時間
となり、およそ300時間に到達します。
前期 | 中期 | 後期 |
4~5月 | 6~8月 | 9~10月 |
基本テキストを見ながら 問題演習 | 問題演習で間違えたら テキストで確認 | 引き続き問題演習 模試や予想問題で実践力を確認 |
前期(4~5月):基本テキストを見ながら問題演習
前期(4~5月)のポイントを上げます。
- 基本テキストを見ながら問題演習
- 基本テキストを1周精読しない
- 章ごとに基本テキストを読んで問題演習を行う
まずは基本テキストを見ながら問題演習を行いましょう。
ここでの注意点は、テキストを1周精読しないことです。
章ごとに基本テキストを読んで、問題演習を行いましょう。
まずは章末の問題を用いてください。
アウトプットを心がけましょう!
アウトプットして間違えた数だけ、成績は上がります。
余裕がある方は、該当の章の過去問題集を用いて演習しましょう。
繰り返しになりますが、テキストを読むだけにならないように注意しましょう。
中期(6~8月):問題演習で間違えたら基本テキストで確認
中期(6~8月)のポイントをあげます。
- 分野別過去問題集で問題演習
- 間違えた部分は必ず基本テキストで確認
- 時間はかかるが、間違えた部分を基本テキストで確認することが最も学習効率がいい
中期では、分野別過去問題集で問題演習を行いましょう。
問題を難しく感じるようでしたら、初期で行ったように、まず基本テキストを1章読んで、該当の章の問題演習を行いましょう。
ここでのポイントは、間違えた部分があれば、分野別過去問題集の解説を読むだけでなく、基本テキストに戻って該当の部分に何が書かれているかを確認することです。
該当する部分を見つけたら、間違えたチェックと下線を引くといいでしょう。
勉強が進んでいくと、何度も同じ場所を間違えてチェックが2重3重になることが分かります。
頻出部分を覚えられていないことを認識できます。
その部分をしっかりと覚えていきましょう。
分野別過去問題集で間違えた部分を基本テキストで探す作業は、かなり時間がかかるのですが、知識の定着にはこのやり方が効率がいいです。
必ず間違えた部分を基礎テキストで確認しましょう。
後期(9~10月):分野別過去問題集と模試や予想問題で実践力を確認
後期のポイントは下の通りです。
- 分野別過去問題集3周を目指す
- 模試や予想問題で実践力を確認。
引き続き、分野別過去問題集で問題演習を行います。
最終的に3周することを目標にしましょう。
また、模試や予想問題で実力をチェックします。
模試で間違えた問題も、基本テキストで確認しましょう。
また、模試は2時間で解くことを意識しましょう。
本番と同じように13時から模試を解き始めることがおすすめです。
1時間で終わったとしても、2時間終わるまで見直しをすることが大切です。
さらに、模試を解く順番は、宅建業法から解き始めることがおすすめです。
特に、権利関係は、問題文も長く、正解を導くのに時間がかかる傾向があるため、最初に解かないことがおすすめです。
6月スタート:5か月計画の宅建士試験勉強時間の目安
6月からスタートする場合は、1日当たり3時間の勉強で計画します。
3時間×5日×4週間×5か月=300時間
となり、およそ300時間に到達します。
6月スタートは以下のように学習を進めるのがおすすめです。
前期 | 中期 | 後期 |
6月 | 7~9月 | 10月 |
基本テキストを見ながら 問題演習 | 問題演習で間違えたら テキストで確認 | 引き続き問題演習 模試や予想問題で実践力を確認 |
初期期(6月):基本テキストを見ながら問題演習
中期(7~9月):問題演習で間違えたら基本テキストで確認
後期(10月):分野別過去問題集と模試や予想問題で実践力を確認
それぞれの学習方法は半年計画の部分を参考にしてください。
8月スタート:3か月計画の宅建士試験勉強時間の目安
8月からスタートする場合は、1日当たり5時間の勉強で計画します。
5時間×5日×4週間×3か月=300時間
となり、およそ300時間に到達します。
8月スタートは以下のように学習を進めるのがおすすめです。
前期 | 中期 | 後期 |
8月上旬 | 8月下旬~10月上旬 | 10月上旬~10月中旬 |
基本テキストを見ながら 問題演習 | 問題演習で間違えたら テキストで確認 | 引き続き問題演習 模試や予想問題で実践力を確認 |
初期期(8月上旬):基本テキストを見ながら問題演習
中期(8月下旬~10月上旬):問題演習で間違えたら基本テキストで確認
後期(10月上旬~10月中旬):分野別過去問題集と模試や予想問題で実践力を確認
それぞれの学習方法は4月開始計画の部分を参考にしてください。
宅建試験科目ごとの勉強時間の目安
次に、試験科目ごとの勉強時間の目安についても触れておきましょう。
宅建試験の試験科目と目標点数
宅建試験の試験科目と問題数
宅建試験は、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税その他」「5問免除」の大きく5つの分野に分かれています。
問題数は下の通りです。
分野 | 問題数 |
権利関係 | 14問 |
宅建業法 | 20問 |
法令上の制限 | 8問 |
税その他 | 3問 |
5問免除 | 5問 |
合計 | 50問 |
宅建試験の重点学習分野と目標点数
宅建士試験は「宅建業法」が重点学習分野です。
宅建業法で9割-満点を目指したいです。
理想的な得点は下の分布です。
分野 | 目標点 | 問題数 |
権利関係 | 6点 | 14問 |
宅建業法 | 18点 | 20問 |
法令上の制限 | 5点 | 8問 |
税その他 | 2点 | 3問 |
5問免除 | 4点 | 5問 |
合計 | 35点 | 50問 |
ギリギリ受かるレベルですが、伝えたいことは、「宅建業法で9割-満点を目指したい」ということです。
宅建試験の試験科目ごとの勉強時間の目安
権利関係
権利関係は、問題数も多く難易度も高いため、150時間程度確保すると良いでしょう。
権利関係は「民法」「借地借家法」「不動産登記法」「建物区分所有法」が出題されます。
中でも民法は条文数も多くフォローしなければならないことがたくさんあるため、難易度が高いと言われています。
また、下の分野はほぼ毎年出題されるので、特にチェックしたい分野です。
- 借地借家法
- 不動産登記法
- 建物区分所有法
- 抵当権
そのため、学習には時間がかかるので、150時間程度確保するのが良いでしょう。
難易度は高いですが、少々わからないところがあっても飛ばしながらでもいいですので、終わらせる、ということを意識しながら学習しましょう。
勉強のコツは、登場人物を図にすることです。
宅建業法
宅建業法は120時間程度を割り当てるのが目安です。
繰り返しになりますが、宅建業法は満点を狙いたい部分です。
条文は少ないですが、出題数は多く、本気で9割~満点を狙うことが可能です。
隅々まで学習しましょう。
学習すれば自然と点数が上がってきますので、まずは宅建業法で調子をつかんでいきましょう。
しっかりと時間をかけて攻略することが必要です。
法令上の制限
法令上の制限は出題数が少ないものの、得点しやすいため80時間程度割り当てると効果的です。
法令上の制限は、「都市計画法」「建築基準法」「国土利用計画法」「農地法」「土地区画整理法」「宅地造成等規制法」
法令上の制限の注意点は、「建築基準法をやりすぎない」です。
この中で、建築基準法は、学習範囲が広いわりに、試験当日に見たことのないような問題が出題されることがあります。
ですので、まずは建築基準法以外の法令を得意にしましょう。
税その他
税その他は、問題数も少ないことから10時間程度が目安となります。
国税、地方税、その他(地価公示法、不動産鑑定評価基準)から出題されます。
頻出の税法は限られているので、ポイントを絞って学習しましょう。
その他(地価公示法、不動産鑑定評価基準)は、地価公示法と不動産鑑定評価基準が一年おきに交互に出題されています。
来年度の試験が必ずしもそうなるとは言い切れませんが、時間がなければ片方だけ勉強するのも一つの手でしょう。
この分野は、理解を深めるというよりは、得点できる問題を落とさないように注意しましょう。
5問免除
5問免除は、文字通り5問出題されるため30時間程度割り当てるといいでしょう。
宅建業者にお勤めの方で該当する方は、登録講習を受けると5問免除されますので、自分が該当かどうか気になる方は下の記事もチェックしてください。
統計分野(問48)については、毎年最新の統計が問われます。
試験直前(1か月くらい前には)にyoutubeはじめ様々なところから統計の対策がでます。
直前詰め込みで大丈夫ですので、必ずチェックしておきましょう。
私が宅建士試験で必要だった勉強時間
私は1度失敗し2度目の受験で合格できました。
1度目を合わせると600時間程度勉強しました。
2度目の受験となると、忘れたものを思い出す時間も必要になるので、一発合格が最も効率がいいと思います。
勉強計画を立てて、それを着実に実行していってください!
皆様が一発合格できるよう、全力サポート致します!
まとめ 宅建士試験対策に必要な勉強時間の目安は?
- 勉強時間の目安は一般的に300~500時間
- 初心者は500時間を目安、不動産業界関係者は300時間で十分な可能性
- 計画的な勉強が重要
勉強開始時期別の勉強計画
- 4月スタート:1日2時間で計画、7か月で300時間を目指す
- 6月スタート:1日3時間で計画、5か月で300時間を目指す
- 8月スタート:1日5時間で短期集中、3か月で300時間を目指す
学習の進め方
- 前期:基本テキストを見ながら問題演習
- 中期:間違えた部分は基本テキストで確認
- 後期:模試や予想問題で実践力を確認
宅建試験科目ごとの勉強時間の目安
- 権利関係:150時間
- 宅建業法:120時間
- 法令上の制限:80時間
- 税その他:10時間
- 5問免除:30時間
体験談
- ネコ編集長は600時間をかけて2度目の試験で合格
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