皆さんこんにちは!ネコ編集長です!
みなさんは宅建士試験はどんな人が落ちるの?と思っていらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく時間をかけて準備をするのですから、なるべく落ちたくはないですよね。
そこで今回は、宅建に落る人の特徴や、落ちないために知るべき勉強法、知っておくべき事について詳しく解説します。
この記事は
初めて宅建試験を受けられる方
特に初めての資格試験が宅建士試験だという方
宅建に落ちる人の特徴を知りたい方
におすすめです。
宅建士試験に落ちる人の特徴とは?
宅建試験に落ちる人には、いくつか共通する特徴があります。
以下に、宅建に落ちやすい人の特徴をまとめました。
1. 勉強時間が足りていない
多くの受験生は、十分な勉強時間を確保できないことが多いです。
学生さんは学校、バイト、部活、サークル、社会人は仕事、子育て、趣味、家族時間とやることが盛りだくさんです。
一方、宅建に合格するためには、少なくとも300~500時間の勉強時間が必要とされています。
皆さん、300~500時間と言われて、ぱっとどのくらいの時間かイメージできますか?
実際に、300~500時間がどの程度の時間なのか見てみましょう。
実は皆さんが思っているよりも長い時間です!!
300~500時間は「愛の不時着」何回分?
皆さん、300~500時間は、韓国ドラマの「愛の不時着」何周分だと思いますか?
愛の不時着は、全16話、22時間43分だそうです。(愛の不時着は全何話?より)
結構見ごたえがあるなと思っていたら、全話合わせるとほぼ1日(約24時間)あるんですね!
ですので、300~500時間は、愛の不時着全16話の12.5周~20周分くらいあるんです!!!
毎日1話見ても、ちょうど1年で20周くらいです!
愛の不時着がよほど好きな方でも、20周した方はいらっしゃらないのではないでしょうか!!!
20回同じドラマを見たら、セリフほとんど覚えてしまいそうですよね…
それくらい、300~500時間は長い時間なんです!!!
300~500時間はプロ野球の試合何試合分?
皆さん、300~500時間はプロ野球の試合の何試合分かわかりますか?
プロ野球の試合は、1試合平均3時間11分(約3時間)です。(野球の試合時間は長い?より)
ですので、300時間~500時間は、プロ野球の試合100~166試合分なんです!
2024年時点でプロ野球の試合は1年間で143試合(MLB年間試合数は?より)ですから、なんと1年間の試合数を超えてしまっています!
どんなに野球好きの方でも、1年間の全試合を欠かすことなくみられる方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
それくらい、300~500時間は長い時間なんです!!!
如何に長い時間勉強しないといけないかご理解いただけたでしょうか?
2. インプットばかりでアウトプットが足りない
知識を詰め込むだけの「インプット型」の学習ではなく、実際の試験形式に合わせた「アウトプット型」の学習が重要です。
最近はyoutubeや動画教材が増えて、インプットには困らない時代になってきました。
一方で、宅建士試験は、試験会場で問題を解き合格点を取る試験です。
そのためには自分で「アウトプット➡間違える➡復習する➡問題を解く」のサイクルを以下に回せるかがカギとなります。
動画を見ているだけ、本を読んでいるだけでは、成績は上がりません。
過去問や模試を活用して、問題を解く練習を積み重ねることが、合格に向けての大きなステップとなります。
3. 完璧主義になりすぎる
すべてを完璧に理解しようとすると、重要なポイントに集中できなくなります。
試験範囲が広い宅建試験では、出題頻度の高い部分に絞って効率よく学習することが大切です。
また、わからないところがあっても、一度飛ばして先に進むことが必要です。
4. 勉強が習慣化されていない
長期間にわたる勉強を継続することは、多くの人にとって難しいことです。
しかし、合格には勉強を日々の生活の一部として習慣化することが不可欠です。
習慣化。
実際とっても難しいですよね。
5. 試験本番での時間配分が下手
本番での時間配分が下手で試験に落ちる方も、いらっしゃいます。
宅建試験は50問を2時間で解く必要があります。
時間配分が上手くできず、後半の問題に十分な時間を割けないことが原因で、不合格となるケースもあります。
そのため、事前に過去問か模擬試験で、2時間時間を計って問題にトライすることが望ましいです。
直前期の勉強は下にまとめてますのでよければこちらもご覧ください。
そもそも宅建試験に落ちる人の割合は?
宅建試験の合格率は、毎年約15~17%程度です。
つまり、85%~83%の人が落ちていることになります。
合格者は6人に1人程度なので、低い水準と言っていいでしょう。
以下は、2020年度から2023年度までの宅建試験の合格率をまとめたものです。
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年度 | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% |
2022年度 | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% |
2021年度 (10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
2021年度 (12月) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
2020年度 (10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
毎年数十万人が受験しますが、その中で合格できるのはわずか2割程度です。
たとえば、2023年には233,276人が受験し、そのうち合格者は40,025人にとどまりました。
宅建試験に合格するためには、しっかりとした勉強計画と対策が不可欠です。
受験者数が年々増加しており、その競争の激化は、ますます合格が難しくなっていることを示しています。
宅建士試験は何回で合格する人が多いのか?
宅建士試験に落ちることは珍しい事ではありません。
一発合格を目指して勉強に励んでいる方も多いでしょうが、実際には、宅建試験に合格するための平均受験回数は2回ほどとされています。
私の経験でも、宅建士試験を複数回受験している人が多いです。
つまり、1回目で不合格となることは決して珍しいことではなく、むしろ多くの人が2回目の挑戦で合格を勝ち取っているのです。
宅建士試験に落ちないための効率的な勉強方法
宅建試験に合格するためには、単に勉強するだけではなく、効率的かつ計画的な学習が求められます。
ここでは、効果的な勉強法についていくつかご紹介します。
1. アプリ等を活用しスキマ時間を活用する
仕事や家事で忙しい中でも、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を最大限に活用することで、勉強時間を確保しましょう。
スマホやタブレットを使った学習アプリを活用するのも有効です。
2. 過去問を繰り返し解く
宅建試験では、過去問の出題傾向が非常に重要です。
過去10年分の問題を繰り返し解くことで、出題パターンを把握し、効率よく得点できる力を身につけましょう。
3. 宅建業法など重要分野に注力する
全てを完璧に理解しようとするのではなく、出題頻度の高い宅建業法や権利関係に重点を置きましょう。
これにより、試験で確実に点数を稼ぐことができます。
勉強範囲の優先順位
具体的な学習の優先順位と目標をお伝えします。
「宅建業法」優先
「宅建業法」を中心に勉強してください!!
宅建業法を落とすと、合格戦線から脱落することになります。
宅建業法で得点を稼ぎましょう!
宅建業法で9割-満点を目指したいところです。
理想的な得点は下の分布です。
分野 | 目標点 | 問題数 |
権利関係 | 6点 | 14問 |
宅建業法 | 18点 | 20問 |
法令上の制限 | 5点 | 8問 |
税その他 | 2点 | 3問 |
5問免除 | 4点 | 5問 |
合計 | 35点 | 50問 |
ギリギリ受かるレベルですが、伝えたいことは、「宅建業法で9割-満点を目指したい」ということです。
権利関係が苦手でも、まず宅建業法の点数を上げることが先決です。
宅建業法が満点で、5問免除が満点なら、権利関係、法令上の制限で合わせて10点取れば合格圏です。
権利関係で重点的に学習したい箇所
権利関係で落としてはいけない部分は、下の範囲です。
- 借地借家法
- 不動産登記法
- 建物区分所有法
- 抵当権
これらは、必ず出題されますし、暗記で乗り切ることができます。
特に借地借家法は毎年2問程度出題されるので、得意にすべきです!
まずは上の範囲を落とさない勉強をしましょう。
法令上の制限の注意点
法令上の制限の注意点は、「建築基準法をやりすぎない」です。
法令上の制限は、「都市計画法」「建築基準法」「農地法」「国土利用計画法」「宅地造成等規制法」「土地区画整理法」等です。
この中で、建築基準法は、学習範囲が広いわりに、試験当日に見たことのないような問題が出題されることがあります。
ですので、まずは建築基準法以外を得意にしましょう。
4. 勉強を日々の習慣にする
一気に勉強するのではなく、毎日少しずつでも学習を進めることで、知識が自然と身につきます。
勉強を日常の一部に組み込みましょう。
5. 通信講座や専門学校を利用
独学が不安な方には、通信講座や専門学校の利用がおすすめです。
プロの指導を受けながら、効率よく学習を進めることができます。
宅建に落ちないために知っておきたいこと
勉強はいつから開始すべき?
宅建試験に合格するためには、300~500時間の勉強が必要とされています。
試験の半年前から勉強をスタートさせるのが理想です。
独学、通学講座、オンラインスクールのどれが良いか?
自分のライフスタイルに合わせた勉強法を選ぶことが大切です。
初めての資格試験の受験、かつ、時間が取れない方には、通信講座やスクールが効率的です。
過去問はどのように活用すべき?
過去問は単に解くだけでなく、間違えた問題をしっかりと復習し、同じミスを繰り返さないようにしましょう。
合格率を上げる方法は?
5点免除制度などを活用することで、効率的に得点を稼ぐことが可能です。
また、過去問に集中して学習することが重要です。
まとめ
今回は宅建士試験に落ちる人の特徴をお話ししました
- 勉強時間が足りていない
- インプットばかりでアウトプットが足りない
- 完璧主義になりすぎる
- 勉強が習慣化されていない
- 試験本番での時間配分が下手
そもそも宅建試験の合格率は?
- 15~17%程度
宅建士試験は何回で合格する人が多いのか?
宅建試験の効率的な勉強方法
- 通信講座や専門学校を利用
- スキマ時間を活用
- 過去問を繰り返し解く
- 宅建業法など重要分野に注力
- 勉強を日々の習慣にする
- 学習アプリの活用
効率的に勉強し合格をつかみ取りましょう!